メキシコ留学記

メキシコの交換留学生が、メキシコ留学に関する情報、悩み、不安、愚痴などを書いています。否定的なコメントは別に構いませんが、礼節を書いたコメント及び暴言は削除、しつこい場合はコメント拒否リストに追加させていただきます。また、私のブログは議論を目的とするものではありません。

メキシコ留学行ったら、カラオケ採点の点数が上がっていた!

メキシコ留学中に、一時帰国をした際、カラオケに行きました。私はカラオケの採点ゲームが大好きです。とはいえ、マニアのように一人カラオケを毎週行うレベルではなく、留学前は一ヶ月に一回ぐらい行っていました。カラオケが好きと言うよりかは、もしかしたら歌を歌うことが好きなのかもしれません。

以前、歌がうまくなりたくてボイストレーニングに行った際、音程とリズム感はとてもいいけど表現力が全くない。聞いていてあまり面白くない歌とトレーナーの先生に言われてしまいました。そして、面白いことにカラオケの採点ゲームでも表現力のところだけやたらと低かったんです。試しに自分で自分の歌声を録音して、聞いてみると確かにつまらない、なんというか単調だったんですね。

どうにかしたいと思い、ボイストレーニングを続けるもののやはり表現力は伸びず、音域だけが広がって行きました。そして、メキシコ留学が始まり、当然カラオケなんかには行けなくなり、そんなことはもう頭から離れていました。

そして、ホームシックで一時帰国した際に、久々に友達とカラオケに行きました。すると、採点ゲームでの表現力が見違えるほどに上がっていたのです。友達は『メキシコで辛い経験をしたからかな』なんて笑いながら言っていましたが、以前大学の音楽の先生に表現力をつけるにはどうしたらいいか聞いたところ、抑揚とか色んな要素はあるけど、その人の人生経験が大きいと言われたことがあるので、友達の言っていることもあながち間違っていないのかもしれません。

僕の説では外国語を話すということで、別のアプローチから喉が鍛えられたんじゃないかなと思っていますが、やっぱり人生経験なんでしょうか、、、確かに、逃げ場のないメキシコ留学でこれ以上にないほど私は苦しみました。その人生経験が私の歌唱力をあげてくれたとしたなら、メキシコ留学した意味もあるのかな、なんて思います。

帰国まで二ヶ月を過ぎれば楽になるわけではなかった

飲んでいた薬が少し効いてきたのか、最近はあまり暴れなくはなりました。しかし、前みたいに頭が回らないのでアイディアがあまり浮かばず、ブログを書くのが大変です(笑)

一時帰国中に、よく周りから[帰国まで二ヶ月を過ぎれば楽になるから、そこを越えれば大丈夫だよ]と言われていました。まあ確かにインターネットのサイトを見ても残りが短くなるにつれて楽になってくるという話は聞いていたので、そうなのかなーと思っていました。

しかしながら、帰国まで一ヶ月と2週になった今でも私は猛烈に帰りたいです。全てを投げ出して帰りたいです。退学になってもいいから帰りたい。そんな気持ちで朝から晩まで過ごしています。前は帰りたいって強く思ったら夜ぐらいには楽になってたんですけど、今では朝から晩まで帰りたい感じです。

あと少しで乗り越えられるという希望が私を苦しめているのか、それとも今まで我慢していたストレスが積もりに積もって今のような精神状態になっているのかよくわかりませんが、どちらにせよ気分は未だによくないということははっきりしてます。

 

ここまできたのだから、なんとか乗り越えたいという思いもありますが、ストレスからか蕁麻疹も酷くなってきており、それに加え上手くいかないことばっかりで、確かに強くなりたいですが、帰りたい気持ちでいっぱいです。

留学を辞めたいと言っている人との付き合い方

私は留学を辞めたいと言っている側の人間です。そちら側の人間からSNSや一時帰国中に留学を辞めたい人と話す際に、気をつけて欲しいなと思うことを書いていきたいと思います。

  • 羨ましい感を出さない

多分留学をしたことがなくて、海外で一度も長期で生活したことがない人はやっぱり海外っていうのは憧れの場所で、『行けるんだったら私だって行きたいよ!辞めたい!ふざけんな!』って思うと思います。こちらもそう思っていることは話してて十分伝わってきますから、まずその気持ちはなるべく抑えて接して欲しいです。『羨ましいな』とか言われるとこっちも『人の気も知らないでふざけんな!』って思います。

  • 『自分で選んだんでしょ』って言わない

これは前記事にも書いたことがありますが、最大の禁句と言えます。こっちだって先が全部わかるわけじゃないし、結果的にうまくいかかったから嘆いているわけです。お前は人生で一度も後悔してないんかって思います。言葉の暴力です。ぶん殴りたくなります。

  • ネガティブなことを言って嫌な顔しない

留学は楽しいって前提から入って、いざ留学のネカティブな話をすると苦虫を噛み潰したような顔をする人がいますが、これもNGです。こちらも楽しい話があればそれをしますが、できないからネガティブな話をしてるんです。だいたい、ポジティブな話が聞きたいんだったら、インターネットでも見てろって思います。

  • 『だったら辞めれば』って言わない

留学を辞めたいと嘆いている人にはそれぞれ辞められない事情があります。そんなに簡単に辞められるならとっくのとうに辞めています。そんなことを考えもしないでだったら辞めればなんて無責任な事をいうなって思います。

  • 留学先のことをたくさん聞かない

もう辞めたいと言っている人に、留学先のことをたくさん聞かない方がいいと思います。本人辞めたくてしょうがないわけで、思い出したくもないですから。勿論、相談に乗ってあげたりするのはとてもいいと思います。

  • SNSで言ったネガティブなことについて批判しない

これも大事です。なんでネガティブなことばっかり書くの?とか言ってはいけません。彼らはSNSに書くこどでSOSを出しています。もう精神的に耐えられない状態なんです。そこに追い打ちをかけるように、批判されるともう死にたくなります。

 

以上、留学を辞めたいと言っている人と付き合う際に気をつけた方がいいポイントでした。おそらく、留学してうまくいかない側、していない側一生分かり合えないと思いますが、少しでもお互いが歩み寄っていけるといいですね。

ANA日本-メキシコ直行便とアエロメヒコ日本-メキシコ直行便どちらがいい?

私は二度、日本へ一時帰国をしており、一度目にアエロメヒコの直行便、二度目にANAの直行便(両者エコノミークラス)に乗りました。

今回はその比較と感想を書きたいと思います。

まず値段に関してですが、私がANAそしてアエロメヒコの直行便に乗った際は、ANAの直行便がキャンペーン中であったため両者共に値段はあまり変わりませんでした。

次に客層について、客層はアエロメヒコの方がメキシコ人、格安ツアー客団体(年配)、学生が乗っていました。また、これは私の時だけかもしれませんが、頭のおかしな人に絡まれました。一方、ANAの方は、ビジネスマン、ツアー客小規模(年配)、お爺さん、若者、夫婦と言った感じでした。こっちの方が客層が落ち着いている感じがしました。

混み具合は、アエロメヒコの方がエコノミークラスの席が多いためか、断然アエロメヒコが混んでいました。時期にもよりますが、凄い混雑具合でした、、、一方ANAはエコノミークラスの席が少なく、ツアー客も少ないせいか、空席が目立ちあまり混雑していませんでした。

サービスの面は、ANAの圧勝でした。まず、アエロメヒコはトイレの清掃が行き届いておらず、後半とても汚かったです。また、トイレに置いてあるアメニティもANAの方が倍ぐらい充実していました。ANAは客室乗務員の愛想が良く、チェックイン時の丁寧そして迅速な対応も好印象でした。また、椅子の広さも、ANAの方が断然広かったです。

最後にメール対応(質問など)ですが、こちらはアエロメヒコの方が良かったです。ANAのメールデスクはとても感じが悪いです。言葉に棘があります。しかしアエロメヒコのメール対応は丁寧であり、そして臨機応変に対応してくれます。

 

どちらもメリットやデメリットがありますが、メール対応を除けばANAをお勧めいたします。

メキシコに交換留学、おすすめは長期?それとも短期?

今回の記事に関して、一部不正確な情報があることをご了承下さい。

もしメキシコへの交換留学を考えるとしたら、恐らく半年の短期留学か長期留学か迷うと思います。私は長期留学を選びました。そして猛烈に後悔しました。皆さんにはそうなっていただきたくはないので、私が短期留学にした方がいい理由をお伝えしようと思います。

まず、交換留学の場合、一度長期留学を選んでしまうと、後から嫌になって短期留学に変更したくなってしまったとしても、基本的に変更は不可能です。勿論、また逆もしかりです。短期から長期はもっと不可能です。しかしながら、メキシコは在留に関して他の先進国のように厳しくはありません。つまり、またメキシコの大学で勉強したいと思えば、お金を払って、ビザをとって、在留カードをとって勉強しに来ればいいわけです。在留カードの所得もそれほど難しい手続きではないですし、ビザもそんなに苦労せずに取れます。勿論、永住権となるとそれは大変ですが、それはどこの国も同じです。

さらに、もっと言えばメキシコで留学経験を生かし、就職することだってある程度の語学力があればそれほど難しいことではありません。メキシコでは現在、日系企業が工場等を作っているため通訳の需要がかなりあるらしいです。日本よりも就職しやすいなんて話も聞いたことがあります(勿論、スペイン語が話せればですが)。

ですから、短期留学でもっとメキシコにいたいと思ったなら、再び私費留学するなり、メキシコで就職するなり、日本企業の駐在を目指すなり様々な方法があるわけです。さらに、もし合わなかったとしても、短期留学なら半年で済むので、私みたいにメキシコが合わずに苦しむ必要なんてありません。現在のメキシコならいようと思えば、将来いくらでもいれるので、わざわざ帰れない交換留学で長期留学するよりも、短期留学の方を私はおすすめします。

留学期間残り二ヶ月で感じた温度差

私はメキシコ留学を始めたばかりの頃から帰りたいと思っていました。その頃も何時ものようにネットサーフィンをしながら、留学辞めたい人の話を血眼になって探していました。すると、留学期間残り二ヶ月で帰りたいという人の話を見つけて、自分なんて後十ヶ月も残ってるのに、残り二ヶ月ぐらいなんてことないよ!と思っていました。まあ、残り十ヶ月抱えている自分からしてみれば、5分の1の留学期間なので、確かになんてことないように思えたんでしょう。また、一時帰国した際周りも後四ヶ月なんだから、何てことないよとか言っていました。もう残り二ヶ月ぐらいになってくるともうすぐじゃんってテンションで言われます。

しかしながら、残り二ヶ月でも一ヶ月でも一週間でも辛い時は辛く、帰りたい時は帰りたいんだと思います。そして、人は楽しい時は短く、辛い時は時間を長く感じてしまいます。私は未だにメキシコ生活を修行と捉えるぐらい楽しめていないので、1日が過ぎていくのがとても遅いです。それはそれはドラゴンボール精神と時の部屋ぐらい永遠に感じます(精神と時の部屋も修行の場だから目的は同じか、、、)。

恐らく、日本で帰りを待っている友人や家族の中で流れる時間と私の中で流れている時間が違うので、二ヶ月という期間にかなり温度差があるのでしょう。まあ、どうしようもないことですが、もし今ここで留学を投げ出した場合はこの温度差は大変な問題を生むことになると思います。なぜなら、こちらとしては後二ヶ月があまりにも長く感じられるために、留学を辞めたのに、向こうとしては後ほんの少しが踏ん張れなくて帰った根性無しになってしまうからです。僕としては、残り一週間で留学を断念してしまう人がいてもおかしくないと思います。

ですから、日本で帰りを待つ方々と交換留学をしてる側双方が時間に対する温度差を意識して、話していきたいですね。

交換留学終えた後の報告会って無駄だと思う

恐らくどこの大学でも交換留学を終えた学生は、留学の成果をこれから留学を考えている学生に発表するといういらないイベントがあると思います。これ報告するのって、留学の成果ではなく、留学の生活の様子とか、勉強がどんなんだったか、これからどうするのかみたいなのを話すわけです。私は別に面倒臭くて、報告会に行きたくないと言っているわけではありません。寧ろ、これから留学にいこうと考えている人達に、どれだけ大学のサポート体制がひどいかとか、留学先のカスさだったりとか、メキシコの悪口だったりとかを伝えるたいので、それができるのであれば報告会で一時間のプレゼンをしたって構いません。

しかしながら、当たり前のことなのですが、帰国報告会では大学の職員もおり、さらにプレゼン内容のチェックが入るので、ありのままを語ることは不可能に近いです。私の大学の事務の批判や現地大学での納得がいかない点を話す事はできないんです。そしてもちろん、私が伝えたい留学のデメリットやネガティブな情報も話す事はできません。私もできる限り、ネガティブな情報そして、大学の批判をするつもりですが、限界があります。この制限は私だけでなく、他の交換留学生も抱えているということです。

するとどうなるか、どの国でもどの留学先でもどの交換留学生でも、インターネットでも手に入れられるようなポジティブな薄っぺらい情報(友達ができたとか語学力が上がったとか)しか話さないので、実際に交換留学してる人が話している意味がなくなってしまいます。だから、私は無駄だと思っているんです。

例えば、話す内容には一切規制は設けず、処分もしない等の制約を作り、少し赤裸々に留学のことを話せる報告会にして欲しいです。