メキシコ留学記

メキシコの交換留学生が、メキシコ留学に関する情報、悩み、不安、愚痴などを書いています。否定的なコメントは別に構いませんが、礼節を書いたコメント及び暴言は削除、しつこい場合はコメント拒否リストに追加させていただきます。また、私のブログは議論を目的とするものではありません。

コンプレックスを補うために留学はしない方がいい

私は大学受験に大失敗をした不本意入学組で、実はこのコンプレックスをどう乗り越えるかが、私の大学生活の大きなテーマでした。今思えばおかしな話ですが、入学当初は自分の大学の悪口を毎日いい、クラスメイトをバカにしたり、自分のことを特別な人間と言ったり、完全に学歴コンプレックスをこじらせていました。それと同時に強迫神経症も抱えていたので、もうどうすればいいかわからない状態でした。そして脅迫が酷くなり学校に行けなくなりました。そして、学校に復帰した直後はもうコンプレックスと脅迫にかかってしまったと言う絶望感で、外に全面にそれをぶちまけ、完全に頭のおかしいやつと化していました。

復帰から一年ぐらい経ち、人間関係が嫌になり学校でも大抵一人でいるようになりました。そして、自分を見つめ直す時間ができ、どうにかこのコンプレックスをなんとかしたいと思うようになりました。そこから私は、学歴が低いなら箔をつけるしかないと思い、交換留学をしようと決意しました。その時から、資格試験を受けたり、主席を取ったりと、交換留学生に選抜されるため、そして箔をさらにつけるために頑張りました。

そして無事交換留学生に選抜され、コンプレックスはかなり消えていてくれたと思っていました。

しかしながら、現実はそんなに甘くはありませんでした。交換留学をしている人は、掃いて捨てるほどおり、さらに私とは比べものにならないほど成果をあげている人がたくさんいました。次第に私はそういった人たちと、自分を比べるようになり、さらにコンプレックスを拗らせて行くこととなりました。そして、他の要因もかなりありますが、精神的にも不安定になってしまい、脅迫がまたぶり返してしまいました。

どこに言っても上には上がいるので、留学をしたからといってコンプレックスが補えるわけではありません。しかし、今となって私は別の方法でコンプレックスを乗り越えることができました。最近は人と比べてもしょうがないと思えるようになったからです。タイトルではああ書きましたが、結果的には留学がコンプレックスから救ってくれたのかもしれません。