メキシコ留学記

メキシコの交換留学生が、メキシコ留学に関する情報、悩み、不安、愚痴などを書いています。否定的なコメントは別に構いませんが、礼節を書いたコメント及び暴言は削除、しつこい場合はコメント拒否リストに追加させていただきます。また、私のブログは議論を目的とするものではありません。

あけおめ

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

メキシコから帰ってきてほぼ丸一年が経ちました。帰ってからの一年といる間の一年では、本当に時間の流れる速さが段違いでした。帰ってからの一年を考えると、メキシコにいる間の一年は、冗談抜きに三年分ぐらいでした。これは日本にいる人達と温度差があったのも当然だと思いました。人間は本当に辛い時は長く感じるもの何だなとしみじみと感じさせられた一年でした。多分刑務所にいる人達も一年凄く長いんだろうなー何て想像してしまいます。自分は間違っても犯罪を犯すような真似はしないようにしようと、この体験から深く思いました。

 とはいえ、留学終了後の生活がバラ色だったわけでは決してありません。大学から軽く口止めされているので、あまり詳しくはかけませんが、帰国後に留学に関する件で、日本の大学とトラブルになり、一ヶ月以上ももめ、大学側が非は認めたものの、釈然としない結果に終わってしまいました。この件はかなり大きく、自分もう大学やめようかと本気で思いましたし、立ち直るまでに半年以上かかりました。その他にも色々と嫌なことや悪いことは沢山ありましたし、メキシコ行かなきゃこんなことには何て過去を後悔することだってありました。

 けれども、それは行ったから思えることであって、大学とのトラブルも行かなきゃ経験できなかったことでした。そういう風に考える材料があるだけで、行った価値があったんじゃないだろうか?と一年経った今なら思います。帰ってから半年間は、記事では綺麗事を言っていたものの、メキシコで経験したり、出会った人達のことをなるべく考えないようにしていました。しかし、段々と思い出してみると、悪いことばかりではなく、良くしてくれたり、助けてくれた人達には感謝の気持ちしか浮かびません。ようやくメキシコに関して気持ちの整理がついたんだと思います。去年のクリスマスに、私は帰国後に初めて、お世話になった人達に連絡を取りました。

 本当に辛かった留学です。今でも思うところは沢山ありますし、行ったことを後悔することだって完全にないわけじゃありません。けれども、帰国後の一年でメキシコの経験を否定するだけじゃなく、受け入れ、感謝することができるようになりました。メキシコに行ってみたり、体験したり、助けてもらったりしたことは、掛け替えのない私の人生の一ページなんだと思います。これからも、この経験を糧に頑張っていこうと思います。