メキシコ留学記

メキシコの交換留学生が、メキシコ留学に関する情報、悩み、不安、愚痴などを書いています。否定的なコメントは別に構いませんが、礼節を書いたコメント及び暴言は削除、しつこい場合はコメント拒否リストに追加させていただきます。また、私のブログは議論を目的とするものではありません。

メキシコ人自己肯定感が強い

私がメキシコにいてとても感じたのが、メキシコ人にはナルシストが多い傾向があるということです。もちろん全員ではありませんが、傾向としてそういったことがあるということです。その原因としては、自己肯定感がとても強く、周りのことをあまり気にしない人が多いということがあると思います。よくも悪くも自分中心で物事を考えているので、客観的にあまり物事が見えていないような気がします。

私が男女ともにメキシコ人に絡まれていた時、共通して感じたのは私の都合を全く考えていないという点と、話しかけてやってる俺は親切だろ?感をとても感じました。私は話しかけて欲しいとも全く思っておらず、むしろ迷惑だったため、とても不快でした。後半はもう話しかけられても無視するまでに至りましたが、そうすると被害者面をしてくるのでさらに不快極まりないです。

さらに、自己肯定感の強さから謝ることをしない人が多いです。人のことをあまり考えず、人に迷惑をかけても基本的には謝りません。ひたすら言い訳をして、逃げて、ごまかします。謝ったら死ぬ病気にでもかかってんのかってぐらい謝らない人が多いです。同じ理由から嘘をつく人も多いですし、約束を守らない人も多いです。だから、僕はあまりメキシコ人を信用できません。絶対一緒に仕事ができないタイプです。

実は私は人種差別的なのも、この自己肯定感の強さからきているのではないかと考えています。つまり、自分たちの境遇は自分たちが悪いのではなく、先進国の奴ら(特にアジア人)が儲けているせいだという考えが彼らに人種差別をさせているということです。しかし実際は彼らのせいです。アジア人のせいではありません。ましてや、通りすがりのアジア人に暴言をはいて何が変わるというのでしょうか?

ここまでメキシコ人を叩いてきましたが、自己肯定感が強いのは悪いことではありません。自分に自信を持つというのも、時には必要だと思います。問題は、その自己肯定をどこに持っていくかだと思います。人種差別などではなく、正しい方向にメキシコ人の自己肯定感が向かえば、メキシコは物凄く発展するのではないでしょうか?

メキシコ1日単位では真夏と真冬

タイトルではメキシコと書いたものの、私が住んでいる地域の話であり、メキシコ全体の話をしているわけではありません。実際に住んでいるわけではなく、インターネットで読んだ情報を総合してみると、メキシコシティなんかは私が住んでいる場所と気候の特徴が似ているかもしれません。確実には言えませんが、これからメキシコシティに行こうとしている方は、少し参考にしていただけるといいかもしれません。

以前の記事に書いたように、私の住んでいる地域は1日で気温差が最低でも10度以上あり、夏と冬ぐらいの気温差があります。このようなことをいうと、日本にいる友人や家族はなぜか負けじと『日本も1日や一週間で温度差がひどくて』と言ってきます。負けず嫌いなんでしょうか(笑)

同じ1日単位で換算すれば温度差は10度どころではありません。少なくとも15度ぐらいは寒暖差があります。日本の日ではありません。例えば、朝ものすごく寒く、昼間は少し涼しいぐらいの気温の翌日は、朝は少し肌寒く、昼間は半袖でも暑いと感じるぐらいの気温だったりします。つまり、真冬と真夏ぐらい寒暖差があるんです。

ちなみにこうしてブログを書いる今は、家の中で上着をきていても寒さを感じるぐらいです。本当に寒いです。でも、その翌日は耐えられないぐらい暑くなったりするんですから本当に体調を壊してしまいます。日本にいた際は、暮らしにくい気候だなと感じていましたが、今思えば甘えでした。1日安定して暑かったり、一週間単位で見ても今住んでいる地域ほど、寒暖差はないので、だいぶ暮らしやすい気候だったんだなとしみじみ感じます。

ちなみに、スペインのサラマンカで暮らしていた時は日本よりも気候が安定していたため(私がいた時期がよかったのかもしれませんが、、、)、そういった意味では帰りたくないなと思っていました。気候も留学生活を円滑にするためには、とても大切な要素なのかもしれません。

 

楽しくない、成果もない、そんな留学の意味

私は、そもそもうまく言っていない留学が、さらに環境の変化によってうまく行かなくなり、鬱々とした気分になってくると、強迫神経症の症状が余計ひどくなってきます。そうなってくると、余計鬱々とした気分になり、未来に希望が持てなくなり、こんな思いをしてまで、続けている留学の意味ってなんだろうか?とよく考えるようになります。何故なら楽しい留学には友人や、素敵な思い出が、何かを一生懸命頑張った留学には成果や友人が、留学終了時に残るからです。私は友人と呼べる友人は二人ぐらいしかできませんでしたし、特にこれといった成果も残せていません。私はただメキシコで鬱々とした気分で、強迫神経症に苦しみながら孤独に自己嫌悪しながら過ごしていただけですから。確かに我慢大会なので、精神修行にはなりましたし、前よりもストレスに強くなり、精神的にも一回り強くなれたかな?とは思いましたが、それだったら別に留学しなくても寺にでもこもってればいいとも思っていました。だから、特別留学をした意味っていうのが見つからなかったんです。

しかしこの前、NHKのあるテレビ番組の動画がyoutubeに上がっており、その番組で宮沢賢治の人生を振り返りながら、ある精神科の先生がこんなことを言っていました。『今の若者は誰かと繋がっていなければ、一緒にいなければならないと思っている、コミュ力が重視されすぎている。宮沢賢治のように孤独の中で何かを作り出す時間も重要』。

この言葉に私はとても救われました。メキシコ人とは全く馬が合わず、私は強制的に孤立しました。そして、人生で一番孤独な時間を過ごすこととなりました。その時間のおかげで、ブログを書いたり、自己嫌悪しながら自分を見つめ直すことができました。これは日本では絶対に手にすることができない時間です。何故なら、日本には家族なり、少ないながらも友人なり、自分を理解してくれる教授なりがいて、決して孤独ではないからです。

もしかしたら、うまくいかなかったからこそ、これからどうしていけばいいかわからないと言う問題がはっきり見えたのかもしれません。うまくいかない留学は自分を見つめ直す、とてもいい時間なのかもしれません。

帰国日が近くなるにつれ増していく不安

帰国までほぼ残り一週間近くなり、試験は明々後日ぐらいに終わる予定です。ここまで試験が近くなれば不安の病もとても楽になるだろうと思っていたのですが、そんなことは全くなく、寧ろ近くなれば近くなるほど試験が無事に終わるのかや何かやり残した手続きがあって帰れないのではないかということを深く考えてしまい、過呼吸になってしまうこともあるぐらいです。このあと試験が終わればもう少し不安が楽になるのかもしれませんが、今の所は試験がもう間近というプレッシャーとここまでメキシコで生活してきたストレスが重なってしまい、留学史上トップクラスにきつい時期だと思っています。

さらに、私の周りの人達はもう帰国が近いから楽になってるでしょ?というテンションなので、話をわかってもらおうにもなかなかわかってもらえません。多分留学していない人にはわからない感覚なのかもしれませんが、帰国日が近くなっているからこそ、予定どうりに帰れないと言う不安がよりリアリティを増しているので、余計きついんです。正直な話、私は前期も一時帰国前が一番情緒不安定になっていました。

また、こんな国1秒でも長くいたくないと私は思っているので、何かで手違いが起きてそれこそ1秒でも長くいるというシナリオを非常に恐れているんだと思います。そのシナリオをなんとか避けようとして、何度も頭の中で大丈夫であることの証明を繰り返したり、対策を練りながらシュミレーションをしています。でも、これは強迫神経症のまさに強迫観念と強迫行為という典型的な症状で、これを続けている限り、私のメンタルはさらにおかしくなっていきます。

なんとかカウンセラーの方に教えていただいたアクティビティをやりながら、なるべく強迫行為をしないように頑張っていきたいと思います。

夜間頻尿

下世話な話で申し訳ないのですが、最近私は夜間頻尿に悩まされています。とはいえ、私はメキシコにいるとストレスで神経が過敏になっているのか、目を覚ましやすく、留学中はずっと毎日1日一回はトイレに起きていました。むしろ起きない日は一年の留学を通して、三回ぐらいしかなかったのではないでしょうか?正確にいえば、1日一回トイレに起きるだけで、夜間頻尿に該当するみたいですので、それをいえばメキシコ留学中私はずっと夜間頻尿と言うことになります(笑)一時帰国中はそういったことはなかったので、やはりメキシコでの生活が原因だと思われます。

最近になってその夜間頻尿の問題が、より深刻なものになってきました。1日1回ぐらいだったらまだよかったのですが、最近は1日4回ぐらいはトイレで目を覚ましてしまいます。しかも、量もたくさん出るので、どこかがおかしいのかもしれないと思い、日本に帰国したら必ず病院へ行こうと思っています。ひどい時には5回ぐらい目を覚ましてしまうので、もうまともに眠ることがあまりできていない状態です。

ただでさえ、情緒不安定なのに、そこに睡眠不足が重なると本当に辛いです。余計情緒不安定になり、試験前なのに身の回りのことが何も手につかなくなり、それによって自己嫌悪に陥って余計情緒不安定になって、また暴れたり、不安にもがき苦しんだりして、また身の回りのことが手につかなくなってと言う悪循環に陥っています。

夜間頻尿は強迫神経症の再発に次ぐ、メキシコ留学での後遺症の一つかもしれません。夜間頻尿には高血圧や糖尿病等の大きな病気が隠れている場合もあるので、今は大きな病気でないことを祈るばかりです。

コンプレックスを補うために留学はしない方がいい

私は大学受験に大失敗をした不本意入学組で、実はこのコンプレックスをどう乗り越えるかが、私の大学生活の大きなテーマでした。今思えばおかしな話ですが、入学当初は自分の大学の悪口を毎日いい、クラスメイトをバカにしたり、自分のことを特別な人間と言ったり、完全に学歴コンプレックスをこじらせていました。それと同時に強迫神経症も抱えていたので、もうどうすればいいかわからない状態でした。そして脅迫が酷くなり学校に行けなくなりました。そして、学校に復帰した直後はもうコンプレックスと脅迫にかかってしまったと言う絶望感で、外に全面にそれをぶちまけ、完全に頭のおかしいやつと化していました。

復帰から一年ぐらい経ち、人間関係が嫌になり学校でも大抵一人でいるようになりました。そして、自分を見つめ直す時間ができ、どうにかこのコンプレックスをなんとかしたいと思うようになりました。そこから私は、学歴が低いなら箔をつけるしかないと思い、交換留学をしようと決意しました。その時から、資格試験を受けたり、主席を取ったりと、交換留学生に選抜されるため、そして箔をさらにつけるために頑張りました。

そして無事交換留学生に選抜され、コンプレックスはかなり消えていてくれたと思っていました。

しかしながら、現実はそんなに甘くはありませんでした。交換留学をしている人は、掃いて捨てるほどおり、さらに私とは比べものにならないほど成果をあげている人がたくさんいました。次第に私はそういった人たちと、自分を比べるようになり、さらにコンプレックスを拗らせて行くこととなりました。そして、他の要因もかなりありますが、精神的にも不安定になってしまい、脅迫がまたぶり返してしまいました。

どこに言っても上には上がいるので、留学をしたからといってコンプレックスが補えるわけではありません。しかし、今となって私は別の方法でコンプレックスを乗り越えることができました。最近は人と比べてもしょうがないと思えるようになったからです。タイトルではああ書きましたが、結果的には留学がコンプレックスから救ってくれたのかもしれません。

 

 

逃れられない地獄

メキシコの大学での最終試験前ということもあり、いつもよりも根を詰めて勉強して生きたと意気込んで頑張ろうとしていますが、そう思えば思うほど空回りしてしまっているように思えます。私はストレスが極度にかかってしまうと、強迫神経症の症状がぶり返してしまいます。今回もそんな感じで強迫の症状がぶり返しました。それに加え、帰国間近の日というのは、普通の人でも不安材料がかなり増え、情緒不安定になるものなので、強迫を抱える私は、ストレスと帰国間近の不安により、常人の十倍ぐらいの不安に苦しめられている状態です。

何回も書いていますが、神様のいたずらというなの偶然により、私を取り巻く環境は帰国日が近くなるに連れて、余計ひどくなって行きました。それもまた、私を今でも苦しめています。昨日なんて、昼から夜までぶっ通しで爆音のライブをやられてしまい、勉強どころではありませんでした。それでも頑張ってやりましたが、思うようにはいかず、イライラして椅子を蹴飛ばしたり、壁を殴ったりして発散していました。

カウンセリングや、カウンセラーの方に教えていただいたアクティビティーを試して、毎日気持ちを落ち着かせようと頑張っていますが、メキシコから無断帰国しないようにするだけで精一杯の気持ちです。これ以上何か大きなハプニングがあったら、本当に発狂していしまいそうです。この国にいると本当に頭がおかしくなります。人格が狂ってきます。海外生活をしたことがない方には理解していただけないかもしれませんが、相性というのは本当に大事です。スペインに暮らしていた時はこんなことはありませんでした。

たかが二週間ですが、この二週間は私にとって永遠にも感じられるほど辛い日々です。一刻も早くこの逃れられない地獄の日々が終わってくれることを願うばかりです。